まだ銀行に預けてるの⁉株式配当なら定期預金よりも高利回り⁉

世帯貯蓄2,000万円準備しておかないと老後の生活ができない ⁉

麻生財務相の「世帯貯蓄を2,000万円準備しておかないと老後の生活ができない」との発言によりSNSやワイドショーなどではかなり炎上しておりますが、確かに現在の預貯金金利は価格.comの金利の高いラインキング1位オリックス銀行の3年定期でも0.3%(2019年5月時点)、他のネット銀行や通常の銀行では0.01~0.02% (2019年5月時点) と大変低い水準になっており、2019年4月に発表されたCPI(消費者物価指数)は対前年比で+1.0%なので預金にお金をおいておくと毎年、「物価上昇率-預金金利」約1%弱分、資産が目減りしているということになります。もし政府が目標としているインフレ率2%が達成されれば、今年の100万円は1年後には98万円の価値しかなくなってしまうのです。

ゆえに今後も政府がある程度のインフレを目標に経済運営をしていく前提で考えると、毎年2%を上回る運用ができない人は、現在貯めている預金も将来貰える年金も額面では同じ金額だったとしても、実質的に使えるお金は目減りしていきます。

見落とされがちな株式の配当

既に株式投資をしている方であれば、株式を保有していると毎年、その企業の業績に応じて配当を貰えるというのは常識だと思いますが、株式投資は株価の値上がり、値下がりで儲かった、損したという売買の損益ばかりが注目され、これまで株式投資をしたことがないという方はその存在を知らない方も多いのではないでしょうか?

東京証券取引所が発表した2019年5月の東証1部の単純平均利回り(東証1部の全ての会社で算出した平均利回り)は2.04%、有配会社平均利回り(配当を支払っている会社のみで算出した平均利回り)は2.19%とわずかながらインフレ目標を上回っています。東証1部の全銘柄を保有していれば平均の利回りでもインフレ率を超えることができます。

予想配当利回り5%以上がこんなに沢山‼

ネット証券のスクリーニング(検索)機能を使って、東証1部の予想配当利回り5%以上の銘柄を調べてみました。すると出てきたのは83銘柄。3%以上であれば200銘柄(2019年6月13日終値ベース)もあります。これだけあれば選り取り見取り、選びたい放題ですね!

といいたいところですが、ここから本当に買ってよい銘柄は自らちゃんと調査が必要です。

配当利回り投資の“リスク”とは?

まず、配当目的の株式投資をするうえで注意しなければならない点が2つあります。

  • 配当額の減配
  • 株価の下落

配当額の減配とは?

まずは配当額の減配ですが、これは当初発表していた配当予想金額から実際の配当金額が下がってしまうことをいいます。配当は基本的にその会社が事業で儲けた利益の中から支払います。事業活動が不調におわりその会社の利益が減ってしまうと、配当として株主に支払う原資が減ってしまうため、前年に貰えた配当金や当初会社が発表していた予想配当金よりも金額が減ってしまうことがあります。

減配リスクを極力抑えるためには

この減配のリスクを少しでも抑えるためには、会社四季報などでその会社がこれまでどのような配当の仕方をしてきたか。具体的には業績によって配当を増額したり、減額したり柔軟な対応をする会社なのか。または、業績に関わらず一定金額を出す会社かなどをチェックしてみてください。

また、配当はその会社の儲けた利益から出すので、利益が順調に伸びているかも必須のチェックのポイントです。

利益が毎年、減少している会社は買わない、既に保有している銘柄でも利益が大幅に減った場合は銘柄の入替えを検討する必要があります。

余談ですが、利益が大幅に増えた場合は減配の反対の増配(予想配当金より多く配当を支払うこと)をする可能性もあります。

配当目的で買った銘柄の値下がりを回避するためには?

株価の変動はその企業の業績だけでなく、相場全体の影響も受けるので、これといった絶対に値下がりしない方法はありません。

しかし、極力値下がりを回避するためには上昇トレンドに乗っている銘柄を保有することが重要です。配当目的保有では数年間保有することもありますので、3~5年表示できるチャートで3本の移動平均線を表示させ、その中でも最も長い期間の移動平均線が右肩上がりになっているかを確認します。この移動平均線が右肩上がりのうちは比較的安心して保有できます。この線が横ばいになってきたら他の銘柄に乗り換えを検討した方がよいかもしれません。

この低金利下でなるべくお金に働いてもらうために、配当目的の株式投資を検討してみてはいかがでしょう?

QP(キューピー)
  • QP(キューピー)
  • 小さいころからキューピーちゃんにくりそつだったため、3歳から40歳を過ぎた今でもあだ名はキューピー。
    小学生時代に母親がしていた株式投資に興味をもち、母親の株式取引に銘柄指南、大学時代からは自分のバイト代をつぎ込み株式投資を開始。
    某証券会社にてネット取引の企画、オウンドメディアの運営など企画部門に10数年従事。
    これから株式投資をはじめたい、株式投資を始めたもののどうやって投資したらよいか困っているという初心者向けに株式や経済などについて、みなさまに役立つ情報を発信していきます!新設の株主優待情報などもいち早くお届けしていくので、Twitter:キューピーちゃんの株式経済研究所@stockeconomics、Facebook:キューピーちゃんの株式経済研究所@a1stockeconomicsもフォローしてくださいね!

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